更新日時 2023年9月8日
火災が起きたときに適切な行動がとれるように、注意点や消火器の取扱い方法を紹介します。
いのちを守る10のポイント
火災から命を守るために、「いのちを守る10のポイント」を確認しましょう!
火災が起きたとき
落ち着いて、早い消火・通報・避難の行動ができるようにしましょう!
1 早い消火
火災が発生しても、壁や天井に燃え移るまでには数分かかります。その間に落ち着いて消火することが大切です。壁や天井に燃え移ったときや身の危険を感じたときは、無理をせず早めに避難しましょう。
また、消火するときは、火災の煙や消火器の粉で視界が悪くなるので、必ず自分の逃げ道を確保しましょう。いつも使える場所に消火器を備えておくことも大切です。
2 早い通報
万が一火災が発生したときや発見したときは、大きな声で周りの人に知らせましょう。
また、落ち着いて119番通報しましょう。(→119番通報について)
3 早い避難
壁や天井に燃え移ったときや身の危険を感じたときは、早めに避難しましょう。
火災は有害な煙を発生させるので、ハンカチで口や鼻をおさえるなど煙を吸わないようにしましょう。パニックを起こさず、落ち着いて避難することが大切です。
また、火災建物に戻るなどの行動は危険なので、絶対にしないようにしましょう。
消火器の使い方
あくまで初期消火の道具なので、身の危険を感じたときは、無理をせず早めに避難しましょう。
1 黄色いピン(安全栓)を抜く
消火器を火元近くの危なくないところまで運んでから、ピンを抜きましょう。
屋外の場合は、風上から消火することが大切です。
2 ホースを取り外し、火元に向ける
3 レバーを強く握る
レバーを握ることで、消火器内の消火薬剤が放射されます。
レバーが固いときは、消火器を下に置き、体重をかけるようにしてレバーを押すと簡単に放射できます。
使用上のポイント
‣初期消火の道具なので、身の危険を感じたときは、無理をせず早めに避難しましょう。
‣消火するときは、火災の煙や消火器の粉で視界が悪くなるので、必ず自分の逃げ道を確保しましょう。
‣炎や煙に放射しても効果がないです。燃えているものに放射しましょう。
‣消火器1本と言わず、複数本使用すると効果的です。
‣消火するときは、火元に近づき過ぎないようにしましょう。炎の噴き返しなどがあります。
‣消火後は、念のために水もかけて完全に消火するようにしましょう。
老朽化した消火器に注意
老朽化した消火器を使用すると、破裂などの事故の原因になります。「使用期限」を過ぎていたり、 腐食や変形しているものは、廃棄・リサイクルをしましょう。(→消火器のリサイクルについて)
鳥取大火
昭和27年4月17日、午後2時55分ごろ、鳥取市吉方地内から出火しフェーン現象による強い南風に煽られ、火災は拡大し市内の建物にも飛び火しました。火は末広通りから若桜街道へ、防火帯となるべき袋川も若桜橋南岸より突破し、山林へと延焼、1分間に7戸が燃えてしまうという猛火で、午後9時過ぎには水源地の水も使い果たし、消火活動不能の事態に陥ってしまいましたが、翌日18日の降雨にも助けられ鎮火に至りました。
鳥取県立公文書館所蔵