更新日時 2023年9月8日

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 昭和27年、鳥取県東部で発生した鳥取大火は、中国山地を越えて暖かく乾燥した風が吹きこむフェーン現象の下で発生しています。春先に南からの強い風が吹きやすい鳥取県では、大規模な火災の発生に備える必要があります。

 また、活断層を震源とする直下型の地震は、いつどこで発生してもおかしくないと言われていて、昭和18年に鳥取地震、平成12年に鳥取県西部地震、平成28年には鳥取県中部地震が発生し、近年、日本では大規模地震が頻発しています。直下型の地震が発生した場合、千代川流域に形成された平野部は地盤が軟弱で揺れやすいことから、甚大な被害が発生することが予想されています。そして、過去に日本海で発生した地震による津波の発生もあることから、津波への備えも必要です。

 さらに、中国山地から日本海に流れ出る河川が急峻で、水量が短時間で急激に増加するおそれがあること、大山の噴火による火山灰土や、花崗岩が風化した真砂土に広く覆われており、土砂崩れが発生するおそれが大きいことなどから、過去何度も大雨による被害を受けています。

 近年全国各地で、過去に経験したことがないような集中豪雨や大型の台風などによる大雨も発生し、甚大な災害を引き起こしているので、しっかりと災害への備えをしていきましょう!