更新日時 2023年1月24日
スマートフォンによる119番自動通報機能について
スマートフォン等で、自動車衝突事故等に伴う衝撃を検出し、自動で緊急通報(119番通報)を発信する機能が搭載されているものがありますが、利用者が意図せずに119番通報されている事例も発生しています。
119番自動通報機能とは?
自動通報機能が実装されているスマートフォン端末が強い衝撃を検知すると、その端末が警告音を発し、端末画面に警告が表示され、自動的に119番通報を行うものです。通報を受信した消防機関には合成メッセージによる自動通話がおこなわれ、衝撃を検知した場所の位置情報等が再生されます。
自動で119番に発信する機能が作動したときは?
車の激しい衝突事故が起きたとき以外にも、様々な衝撃の検出によって自動通報機能が作動することがあります。
例:「スキー場で大きく転倒した。」「スマートフォンを誤って地面に落とした。」
警告の画面表示や警告音に気がついたら
119番に発信する前に警告の画面表示と警告音で利用者に通知する機能があります。救急車・消防車が必要でない場合、利用者自身で119番の発信をキャンセルすることができます。事前にお使いのスマートフォン端末の操作方法の確認をお願いします。
救急車などは必要ないのに119番が発信されたときは?
119番通報を受けた消防機関では、通報者から通報内容が確認できない場合、「かけ間違い」か「意識を失った」のかどうか判断ができません。通報内容を確認するため、発信元に折り返し電話をすることや、119番通報がされた際に共有される位置情報を基に発信場所付近に消防車両が向かい、倒れている人がいないかなど通報者の捜索を行うことがあります。
救急車などが必要ないのに119番が発信されてしまった場合、電話を切らずに119番を受けた消防職員に「間違いです。」とお伝えください。また、電話を切ってしまっても、すぐに消防機関から折り返し電話をしますので、必ず折り返し電話に出ていただき救急車や消防車が必要かどうかをお伝えください。