私が県外の税務署で働いているとき、東日本大震災が発生しました。
その時、「もし、このような大災害が地元の鳥取で起きたら、どうなってしまうのだろう」という心配が募ると同時に、子どもの頃から思っていた「人の助けになりたい」という思いが強くなり、消防職への転職を決意しました。
現在は、主に救急隊の機関員として、救急車の運転をしています。
体力的には、男性職員が配慮してくれているのでかなり助かっています。
でも、体力面ではなく、技術面でできないことがあると、とてもくやしい思いをします。
救急搬送の帰り道に、女性隊員が珍しいのか、救急車を運転している私に小学生が懸命に手を振ってくれました。
中には慣れない敬礼をする子もいて、疲れた顔も思わずほころんでしまいました。
その時は、消防職員になって良かったと感じました。
直近の目標は、救急救命士になることです。
今後は、色々な消防業務を経験して、消防業務の全体を見ることができるようになりたいと思っています。